ルールを守らないとめちゃくちゃ癇癪をおこすヤンデレ人形『ザ・ボーイ~人形少年の館~』
ーその先入観が命取りー
どうも、ヤマモトです。
今回は大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のマギー役でお馴染み、ローレン・コーハンが主演を務める『ザ・ボーイ~人形少年の館~(原題:The Boy)』の感想を綴ります。ちなみに『ウォーキング・デッド』は観たことありません。
【要約】
子育て疲れの老夫婦
【映画は見た目が9割】
真夏のホラー特集第......何弾でしたっけ?
もうそれすらもよく覚えていないぐらい個人的にはどうでもいい企画になり果てているんですが、「8月はホラーを多めに」と言ったからにはそれを貫き通したいと思います。
あらすじは以下の通り...
アメリカに住むグレタは人生をやり直すため、イギリスの老夫婦が募集するベビーシッターの仕事(旅行に出かける間だけ)に応募し、採用される。老夫婦の屋敷に到着したグレタは早速、子守りを担当する子供を紹介されたが、何とそれは小さな少年(20年前に火事で亡くなった息子・ブラームス)をモチーフにした人形だった。冗談ではないかとグレタは一瞬笑うが、老夫婦の真剣な顔を見て「本当の息子として扱っている」ことを察する。夫人はグレタに「子守りをするうえでの10個のルール」を必ず守るように釘を刺し、夫と共に屋敷を後にする。グレタは人形の子守りなんて馬鹿らしいと思い、ルールを守らず好きなように過ごすが...
巷ではその内容よりも「日本版のポスターが絶妙にダサい」ことが注目されてしまっている本作。
海外版のポスターがシンプルでスタイリッシュな分、相対的にダサく見える感じもあるのですが、それを差し引いても素人が無料アプリで作ったような全体的なチープさは何とも言えない雰囲気を醸し出しており、どう考えても納期限が30分だったとしか思えません。
そもそもこういう構図でポスターを作るとロクなことにならないのは『コッホ先生と僕らの革命』で既に証明されている思うのですが、それにも関わらずGOサインが出たということは、上層部は酒瓶片手に会議していたのでしょうか。
まぁそんなポスターのダサさについての話はこれぐらいにして、本編の話に入っていきたいと思います。
今回は人形が登場するホラー映画ということなんですが、皆さんは人形系ホラーと言ったら、何を思い浮かべますか?
『チャイルドプレイ』や『デッド・サイレンス』、『死霊館(アナベル)』など、これまでに様々な人形系のホラーが産み出されては世界中にトラウマを植え付けてきたことかと思います。
ちなみに僕は、『週刊ストーリーランド』の腹話術の回に出てきた人形と腹話術師が今でもトラウマなんですが、これ共感してくれる方いますでしょうか。(映画でもホラーでもないけど)
僕はあれを機に一時期いっこく堂をまともに見られなくなるほどのダメージを負ったので、気になる方は「週刊ストーリーランド 腹話術」でググってみてください。
少し話が脱線しましたが、そんな数ある人形系ホラー映画の中でも少し捻ってきているのがこの『ザ・ボーイ』。
怖がらせ方とかストーリーの流れは割と色んなホラー映画を混ぜ混ぜした王道パターンなんですが、この不気味な人形、ブラームス君の正体がとんでもなくてですね。
これまで観た人形系ホラーのセオリーを頭に入れながら観てると「そういう感じなんかーい!」となるかと思います。
このラストの展開に関しては賛否分かれるかと思うのですが、個人的に怖かったし、割と好きでした。
途中まで「イマイチ盛り上がりに欠けるな~」と思いきや、実はラストに向かって少しずつ伏線となる種をしれっと蒔いていて、最後の15分で一気に畳み掛けるパワー系。正直その15分に100中98ぐらいの力使ってるんじゃないでしょうか。
時間も約90分とコンパクトに収まっており、空いた時間にサクッと観られる映画ですので、皆さんもぜひ『ウォーキング・デッド』をご鑑賞ください。
fin.
【総合評価】
★★☆☆☆
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