ヤマモトのブログ

日暮らし硯に向かひて書くとみせかけ、結構な頻度でサボります。

愉快な強盗と気は優しくて力持ちのジジイが鬼ごっこに興じる『ドント・ブリーズ』

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この家から生きて脱出したければ、息をするな・・・

 

どうも、ヤマモトです。

今回は盲目のガチムチおじいちゃんが軍隊上がりの格闘術で強盗集団を追い込むドント・ブリーズ(原題:Don't Breathe)』の感想を綴ります。

 

youtu.be

 

【要約】

どっちも悪人。

 

【心のビタミン剤はドキュメンタル】

皆さん、ややご無沙汰しております。気づけば8月も終わっちゃいますね。

前回の投稿から少し間があいてしまいました。

 

というのも、繁忙期による残業が続いたせいで、帰宅後はパソコンに向かう気力も無く、気晴らしに『ドキュメンタル』を夜中まで観てはそのまま寝落ちするという精神を摩耗しきった生活を繰り返していたことが主な原因となります。

 

そんな摩耗に摩耗を重ねプレパラートほどの強度になってしまった僕の心を癒してくれたのは、『ドキュメンタル シーズン5』でハリウッドザコシショウが披露した「誇張しすぎたアキラ100%なので、社会の歯車として疲弊し切っている方は今すぐアマプラに登録して観てみてください。僕は向こう3年分ぐらい笑いました。

 

それはさておき、「8月は真夏のホラー特集!」と謳っておきながら、そこまでホラー映画の記事に特化したわけでもないまま月末を迎えてしまい、読者よりも誰よりも僕が一番困惑しております。

 

しかしながら、これに懲りず9月は「おすすめされた映画を観てみよう!」の月にしたいと思っており、すでにInstagramというリア充御用達アプリにてアンケート実施済みなので、順次鑑賞のうえ、本ブログにて取り上げていきます。これを読んでいる皆さんもおすすめがあれば教えてください。

 

と言ったところで、そろそろ今回の記事の本題である『ドンブリ』に触れていきます。ちゃんとホラーで締めます。

 

あらすじは以下のとおり...

親と決別し、街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人――そして想像を絶する<異常者>だった。

真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。 彼らはここから無傷で《脱出》できるのか――。

(引用元:『ドント・ブリーズ』オフィシャルサイト

 

2016年に公開されるや否や日本でもジワジワと話題になり、巷では『ドンブリ』旋風が吹き荒れたとか荒れてないとか。

 

低予算ながら大ヒットを記録し、続編の製作も決定している本作ですが、見どころはやはりスティーブ・ラング演じる盲目の体液軍人…じゃなくて退役軍人。

 

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とにかくこの筋骨隆々のおっさんがめちゃくちゃに怖いし、強い。

 

盲目で超人的な聴覚を持った強い奴といえば、皆さんは真っ先に『拳刃』に出てきた繰神怜一(くりがみれいいち)を思い浮かべると思いますが、ドンブリのおじいちゃんも繰神に勝るとも劣らない戦闘力を擁しています。

 

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※『バキ外伝 拳刃』は大人気格闘漫画『刃牙』シリーズのスピンオフ作品。若き日の愚地独歩を描いている。

 

何故か催眠ガスが全く効かず、至近距離で銃を突きつけられても生身のまま形勢逆転してしまうほどの実力者で、序盤で死亡フラグを立てまくっていたドレッドヘアーの陽キャは予告動画の通り一瞬にして盲目おじに脳天をブチ抜かれます。

 

そんなドレッド先輩の犬死にを始まりの合図に悪夢のような鬼ごっこが一晩中行われるわけですが、やっと逃げ切れるかと思いきや詰めの甘さで形勢逆転されるような展開が何度も繰りかえされ、ホラーとギャグの紙一重をさまよう濃厚で手に汗握る90分となっており、個人的に凄く楽しめました。

 

特に終盤あたりで繰り広げられる約5分にも及ぶ盲目おじの番犬とのすったもんだの壮絶死闘は「角材とかでぶん殴れば一発だろ」との声が聞こえてきそうなシーンではありますが、色々な層を意識してかちゃんと生け捕りにする演出は涙無しでは見れませんし、今さら無駄な配慮と言わざるを得ません。

 

単純な鬼ごっこ以外に盲目おじの秘密がホントに狂気染みていて、それもこの映画の不気味さや面白さを演出している要素でもあるんですが、人によっては目を背けたくなる内容なので一人で観るのが怖いって方は恋人や家族と一緒にご覧になってください。

  

 

それでは僕はもう一度『ドキュメンタル』をリピートしてきます。

 

fin.

 

【総合評価】

★★★☆☆

 

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