ヤマモトのブログ

日暮らし硯に向かひて書くとみせかけ、結構な頻度でサボります。

頼むから遺作にならないことを願う『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

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不可能が連鎖する

 

どうも、ヤマモトです。

今回はトムの無茶スタントもついに臨界点を超えかけているミッション:インポッシブル/フォールアウト(原題:Mission: Impossible‐Fallout)』の感想を綴ります。

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【要約】

シリーズ中、一番心臓に悪い

 

【もう誰も彼(トム)を止められない】

本シリーズにおいて、初めて前作と同じ監督(クリストファー・マッカリー)を起用したことでも話題の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。

 

あらすじは以下の通り…

IMFのエージェント“イーサン・ハント”と彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前にしていた。だが、突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受ける。この事件の裏側には、シンジケートの生き残り勢力が結成したアポストル(神の使徒)が関連しており、手がかりは“ジョン・ラーク”という正体不明の男の名前と彼が接触する“ホワイト・ウィドウ”と呼ばれる謎めいた女の存在のみ。だが今回のミッションに対しイーサンの動きを不服とするCIAは、敏腕エージェントのウォーカーを監視役に同行させることを条件とした。

イーサンはホワイト・ウィドウの信頼を得るため、やむなく収監中の敵“ソロモン・レーン”の脱走に手を貸すが、その影響で味方の女スパイ“イルサ”と対立してしまう。一方、同行するウォーカーはイーサンへの疑惑を深め、二人はやがて対決の時を迎える。やがてタイムリミットが刻一刻と迫る絶体絶命の中で、チームの仲間や愛する妻の命まで危険にさらされる等、いくつもの〈フォールアウト(余波)〉がイーサン・ハントに降りかかる・・・。

(※引用元:『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト)


前作『ローグ・ネイション』では、爆速飛行するジェット機にしがみついたり、狭い路地裏を車で爆走したりと相変わらずトチ狂ったスタントを披露し、スタッフや共演者はもちろん、世界中の観客を良い意味でドン引きさせたイーサン・ハント役のトム・クルーズ(※御年56歳)

 

本作でも例に漏れず、成層圏近くからのヘイロージャンプ、ビルからビルへ己が身を投げ出し、最終的にヘリコプターを自ら操縦するなど、これまで以上に無茶スタントをこなした快作に仕上がっています。(※なお、ビルジャンプで足首の骨を盛大に骨折)

 

特に“短期間で2000時間の訓練をこなす”というストイックすぎるスケジュールにより会得したトムの見事なヘリの操縦スキルはわざわざ劇場に足を運んで観るほどの価値があるし、無茶に無茶を重ねすぎて人とは思えない表情を出している点にも注目です。

 

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(※ヘリスタントのメイキング動画はコチラから)

 

ちなみに彼の何が凄いって、無茶をするのは映画の撮影だけに限ったことではないこと。

数年前にオール・ユー・ニード・イズ・キル(原題:Edge Of Tomorrow)』のプロモーションで博多駅に来た際に、地上15~20mの高所からスタッフの制止を振り切り手すりに足をかけてファンサービスをかましていて、僕は「やべぇ奴だ」と思うと同時に「この人は一生応援していこう」と心に誓いました。たぶん戸田奈津子もそう思っていたと思います。

 

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(※筆者撮影:遠距離からでもわかるダグ・リーマン監督(左の白シャツ)の苦笑い)

 

フェイクを嫌い、リアルであることを追求するアンダーグラウンドのラッパーみたいな彼がこれだけ魅せるスタントにこだわっているとあっちゃ、観てるこちらも手に汗握るってもんですよ。いや、むしろとても心臓に悪い。

 

ただの映画だと分かっているのに、実際に絶叫マシーンに乗せられているかのような映像体験は本作で極まったと言っても過言ではないのでしょうか。

 

物語序盤、ヘイロージャンプから間髪入れずのトイレでの格闘シーンなんかも有無を言わさず最高だし、相手役のリャン・ヤンは2対1でここまで闘えてる時点でシリーズ最強の敵なんじゃなかろうか。

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ストーリーの点でいうと、「核爆発を食い止めて世界を救う」という大筋のプロットは4作目『ゴースト・プロトコルの二番煎じではあるんですが、裏切り裏切られの魅せ方、話の展開が上手いのと全体的な雰囲気がこれまでのシリーズよりも一層シリアスめになり、やや大人向けになった感じで個人的にめちゃくちゃ好きでした。

 

前作『ローグネイション』からの悪役であるソロモン・レーンの存在がスカイフォール以降の007のような空気感をまとわせているのも一つの要因なんじゃなかろうかと個人的に思います。

 

前作のスマートなビジュアルも良かったですが、本作の激シブなショーン・ハリスも悟り開いてますみたいな感じで最高ですね。

 

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なお、本シリーズをどれも鑑賞したことがないミッションインポッシブル童貞・処女の方は、とりあえず前作の『ローグネイション』さえ観ておけば大体の登場人物だったり話の流れは掴めるので、事前に予習するのが吉でしょう。正直、観なくても楽しめると思うけど、もうそこらへんは貴様らの勝手にすればいいと思います。

 

まぁ、そんなこんなで他にもイルサが今回もエロいとかホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーが栄養をしっかり与えた加藤ミリヤみたいだとか色々と書きたいことは山ほどあるのですが、今死ぬほど眠いのでここらへんで終わろうかと思います。

 

 

fin.

 

【総合評価】

★★★☆☆

 

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