ヤマモトのブログ

日暮らし硯に向かひて書くとみせかけ、結構な頻度でサボります。

いくらなんでもインターバルが短すぎる『ジョン・ウィック:チャプター2』

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伝説の殺し屋 VS 世界中の殺し屋

追う者は、追われる者へー

 

 

どうも、ヤマモトです。

今回はキアヌの怒りのガンフー(※銃とカンフーを合わせた造語)アクションが炸裂する『ジョン・ウィック』の続編、ジョン・ウィック:チャプター2(原題:John Wick: Chapter 2)』の感想を綴ります。

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【あらすじ】

ブギーマン(闇の者)」と呼ばれ、裏社会の住人から恐れられる伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛犬と愛車を奪ったマフィアへの復讐劇から5日後のこと。彼のもとに、かつて引退前の最後の仕事を手助けしてくれたイタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。しかし、平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴。そのことがサンティーノの怒りを買い、想い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。行き場を失ったジョンは、ウィンストンの助力を得ようとコンチネンタルホテルへ赴くが、かつてサンティーノと交わした誓約があるため、依頼は受けざるを得ないと促される。仕方なく暗殺の依頼を受けたジョンは、サンティーノの姉を暗殺することに成功するが、サンティーノは口封じのためジョンに700万ドルの懸賞金を懸け、ニューヨーク中の殺し屋に狙わせる。周りの殺し屋が全員敵となったジョンは、果たして生き残ることができるのか...。

 

【何度でも立ち上がり人間を殺める殺人マシーン】

以前に本ブログでも取り上げた前作『ジョン・ウィック』では、「愛犬を殺された仕返しにマフィアを一つ全滅させる」という、僕の地元福岡では日常的に散見される光景を題材にした映画でしたが、今回は、その怒りの復讐劇から5日後のお話になります。
yamamotodesuken.hatenablog.com

 

多くの続編物って「あの事件から〇年後…」とか、早くても数か月後の時間軸から話が始まったりすると思うんですけど、本作は上述のとおり前作から5日後と間髪入れずに物語が始まります。

 

あれだけの深手を負ってわずか5日間の静養、福利厚生(マイホーム)をぶっ壊されたうえに追加シフト(姉殺し)の強要までされるという脚本ブラックぶりは数多ある映画の中でもトップクラスといえるのではないしょうか。

 

しかし、そんなブラックな環境をものともしないジョンのガンアクションと体術の数々は、本作でもビンビンに冴えわたっており、というか前作よりも格段にパワーアップしていて、ついに伝説の「鉛筆殺し」を拝むことができます。

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恐らく鉛筆を用いてここまで人間をいたぶることができる男はジョン・ウィック城東のテルぐらいではないでしょうか。この後頭部串刺しシーンは鼻鉛筆以来の衝撃を皆さんに与えることになるかと思います。

 

なお、「ブチ切れたジョンが復讐鬼になって皆殺し」という構造はそのままに、アクションと死体の量が体感で1.5~2倍に膨れ上がっているので終始飽きることなくキアヌ無双を堪能することができ、鑑賞後は心地よく眠れるという安眠効果も兼ね備えてます。(※個人の感想)

 

ちなみに、本作では久しぶりにキアヌがローレンス・フィッシュバーン(バワリー・キング役)と共演しており、またジョンの手助けをする役回りでもあるので、『マトリックス』でこのコンビが好きだった方はとても感慨深い気持ちになるかと思います。

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「モーフィアス」と調べるとサジェストの一番上に「雑魚」と表示されてしまうローレンス・フィッシュバーンですが、この映画では「地下犯罪情報組織の王」という強キャラを演じているので、次作で続投する場合もそのまま強キャラであって欲しいと願うばかりです。(※なお、ジョンには過去殺されかけています。)

 

 

前作が好きだった方は確実に楽しめる内容になっておりますので、未見の方やムカつく上司に鉛筆を突き立てたい衝動に駆られている方はぜひご鑑賞ください。

 

fin.

 

【総合評価】

★★★☆☆

 

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