ある意味想像を超えていた『ロサンゼルス女子刑務所』※ネタバレあり
想像を超えた現実が、そこにはある
どうも、ヤマモトです。
今回は脊髄反射で選んでしまった『ロサンゼルス女子刑務所(原題:JAIL BAIT)』の感想を綴ります。
※サムネからポロリしてる予告動画なので、周りに人がいないかお確かめのうえ、再生してください。
【あらすじ】
母親のせいで1年半を無駄にした女の子の話。
【結局エロには勝てんのですよ】
「これ絶対地雷だよね?」とわかっていても見えない力により手が伸びてしまう作品があったりする。それがこの『ロサンゼルス女子刑務所』。
これまでの経験則から90分を肥溜めに捨てるであろうことが容易に想像できるジャケットですが、多くの男性は全裸の女性を目の前にすると思考力がダンゴムシ以下になり、まともな判断ができなくなります。
故に不肖ヤマモト、不本意ながら禁じられた秘密の花園に飛び込ませていただきました。
まぁなんていうか、結論からいうと有象無象のC級映画の一つに過ぎなかったのですが、どれだけ中身がスカスカだったとしても、長所が一つぐらいはあるもの。
「無職だけど草むしりは得意」。その程度の長所をご報告させていただきますが、基本的には掛け値なしのC級映画であることを念頭に置いといてください。
【圧倒的初速に驚愕せよ】
正直に言うと、長所なのかどうかは怪しいのですが、序盤の展開の速さはこの映画において一つの注目すべき点ではないでしょうか。
自室でチェロを弾いていた主人公のアナを継父がレイプしようと襲いかかるも、抵抗された勢いで花瓶に突っ込み死亡。
アナは必至に正当防衛を主張するが、母親が「全部ウソです」と反論しただけで、何故かあっさり懲役刑が確定してしまう。
オープニングから判決までわずか4分弱。アナは何が起こってるかわからないような状態でしたが、こちらもこちらで何が起こってるのかわかりませんでした。
正当な司法判断をも音速で置き去りにするこのスピーディな展開にあなたも度肝を抜かれることでしょう。もしくはディスクを叩き割ることになるかもしれません。
しかし、本作は少年院の中でアナが如何にサバイブしていくかが重要なので、余計な日常パートや無駄なやり取りを削ったこのプロットはきっと間違っていないと思います。わからんけど。
では、肝心の少年院に入ってからの展開はどうかと言いますと、「お前らこれが見たかったんだろ?」と言わんばかりの怒涛のレズ絡みとキャットファイト…
それだけならまだ良いのですが、院長からの凌辱とドラッグでボロボロになる胸糞展開はややドゥーミーな気分になるので耐性の無い方は注意が必要です。
そして本作一番の見所は、終盤、面会に来た母親が号泣しながら「私が間違ってた!判事に真実を言うわ!」とアナに全力謝罪し、逆転無罪の展開を匂わせるのですが、全く音沙汰が無いまま物語が終わるという斬新な伏線放棄ではないでしょうか。
とんでも展開とエロ描写の連続ではありますが、休日の昼3時ぐらいに観る映画としては抜群に相性がいいので、気になる方は手に取ってみてください。
fin.
【総合評価】
★★☆☆☆
※主役(サラ・マラクル・レイン)の乳房の造形美に星2つ
Twitterやってます。不定期に生産性の無いことを呟きます。
次回の記事
yamamotodesuken.hatenablog.com
前回の記事