ヤマモトのブログ

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母ちゃん稼業はつらいよ『グッドナイト・マミー』

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僕らのママを返して

 

 

どうも、ヤマモトです。

今回はオーストリア産のホラー映画『グッドナイト・マミー(原題:ICH SEH ICH SEH)』の感想を綴ります。

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【あらすじ】

肝っ玉母ちゃんの子育て奮闘記

 

【ジャケットからネタバレしていくスタイル】

さて、8月のヤマモトブログといえば毎年恒例の「魁!真夏のホラー特集」がメインになりますので2018年の夏もホラー映画をメインにご紹介していきたいと思います。ちなみに一つだけ重要なことを言っておきますと、そんな特集は今まで一度もやったことありません。なんですか、魁(さきがけ)って。調子に乗るな。

  

茶番はさておき、8月は空気的にホラー映画を多めにご紹介していきたいとは思っておりまして、今回は見るからに不快指数が高いジャケットが目印の『グッドナイト・マミー』について少しお話させていただきます。

 

大まかな内容としては…

街外れの一軒家に住む双子のもとに事故後の整形手術を終えた母親が帰ってくるが、今までの母親と何か違う…双子は様々な手段を使って本当の母親なのかを確認しようとするが…

と、あきらかに面白そうなプロットなのですが、結論から言うと賛否が分かれそうな内容であり、鑑賞中5回ぐらい寝そうになりました。

 

物語の核心部分を盛り上げるという意味では、随所に散りばめられた伏線(もどき)、もといミスリード的なシーンの効果は薄く、何より勘の鋭い人は開始数分ぐらいで一番の重要ポイントに気づくのではないでしょうか。

 

ちなみに僕は自分で自分のことを「地頭が良く勘も鋭い人間」と密かに思っていたのですが、本作の核心部分をラストまで全く気づかなかったのでただのイタイ奴だったことが判明してしまい、嗚咽が止まりませんでした。

 

なお、海外版のジャケットが出落ちかよってぐらい直接的なので、気になる方は鑑賞後にググってみてください。

 

【教育にはもってこいの子供向けムービー】

本作品、物語の中から得られる情報量が極端に少ないのも特徴的で、最低限の設定を除き、登場人物のバックグラウンドだったり、一番知りたい部分の背景や原因がほどんど説明されないんです。

 

観る側が想像力を働かせて物語を補完しなくてはいけないEテレの知育番組スタイルのため、知恵の輪をパワープレイで外そうとするタイプの人には向いていないかもしれません。

 

お子様を想像力豊かな、機知に富んだ人間に育てたいという親御様にとっては、ピタゴラスイッチ的な感覚で鑑賞させても良いのではないでしょうか。何かの間違いで人格が歪むかもしれませんが。

 

何だかここまであまり良い感想を述べていない気もしますが、自然豊かな美しいロケ地と陰鬱な雰囲気、純粋無垢な少年とヒステリックな母親、それぞれの対比が織りなす、観る者を何か不安にさせる様は欧州産ホラーならではの不気味さといった感じで最高だと思います。

 

皆様も一度グッドナイトしてみてはいかがでしょうか。

 

fin.

 

【総合評価】
★★☆☆☆

 

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