ヤマモトのブログ

日暮らし硯に向かひて書くとみせかけ、結構な頻度でサボります。

『カメラを止めるな!』が今世紀最高すぎる映画なので今すぐ観に行けください

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最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。

 

 

鑑賞中も鑑賞後も「この映画を世に広めないのは死罪に値する。」と勝手な使命感に駆られてしまったため、完全に放置していたこのブログにて『カメラを止めるな!』を全力宣伝いたします。

 

とは言いつつ、もはや一介のサラリーマンが弱小個人ブログでおすすめするまでもなく、SNS上で口コミが拡散し、メディアへの露出も多くなり、上映館数も加速度的に増えているので、来月末には概算で人口の半分ぐらいが鑑賞済みとなる計算でしょうか。

 

では、一体何がそこまで面白いのか?

 

どのようなストーリーなのか?

 

桐谷美玲はホントにもうノーチャンスなのか?

 

残念ながら映画の内容に関わるあらゆる事前情報は本作を堪能するうえで不純物でしかなく、「とにかく観て確かめてくれ」としか言えませんし、桐谷美玲はもうノーチャンスです。

 

冒頭のキャッチコピーでさえ、目を通したらいけないんじゃないかと思うレベルなので、手頃な鈍器で頭をぶん殴って一回記憶飛ばした後に、1,800円と交通費を握りしめて劇場へダッシュしてください。

 

はっきり言って「コレ読まないとか人生の半分損してるよ(笑)」と国民的海賊漫画をオススメしてくる人の常套句どころでは済みません。

 

この映画を観ないと、死後、賽の河原で100兆年石を積まされた挙句、煉獄の炎で丁寧に5度焼きされるレベルです。問答無用でベリーハードの地獄行きです。

 

ただ、かくいう僕も最初に本作のフライヤーを見た時は、微塵も観に行く気は起こらなかったし、「低予算の割には頑張ってて、おすすめの映画を聞かれた時に答えたらそれとなく通ぶれる用の映画」だと勝手に決めつけていました。

 

今考えると問答無用で地獄に行かなきゃいけないのは僕なのかもしれませんし、もちろん三浦翔平もノーチャンスです。

 

そんな中、本作をいち早く東京で鑑賞した後輩とたまたま会う機会があったんですが、ご飯を食べてる時から帰る間際まで「絶対に観て!」と念押しされ続けたんですね。

 

ただ、他人から映画を薦められた時って、大抵はその場しのぎの社交辞令を言って結局観ないか、DVDが出た時にふと思い出して借りる程度じゃないですか。

 

僕も映画をおすすめすることは多々あるんですが、空気感でだいたいわかりますよね。「あ、コイツ観ないな」って。「『マッドマックス』おすすめしたけどコイツ絶対『海街Diary』観るな」って。

 

まぁそれはただの被害妄想で、『海街Diary』めっちゃ良いですよね。冒頭の下着姿の長澤まさみとか、最高だと思います。あのシーンだけでスピンオフを2時間作って欲しい。

 

盛大に話が逸れましたが、何故かこの時ばかりは直観的に観なくちゃいけないやつだと思って、翌日にはチケット(舞台挨拶付き)を予約して、気づけば劇場の椅子に座ってたんです。不思議。

 

ただ、ハードルもぶち上がってるわけだし、「粗探しすっぞーwwww」って邪心も少なからずある状態で映画を観始めたわけです。

 

 

 

 

 

えぇ。

 

96分後、僕は21世紀に爆誕したとんでもないこの傑作に向けて自然と拍手をしていたわけでして。

 

スタンディングはしていませんが、面白さのあまりめちゃくちゃオベーションしていたわけでして。

 

鑑賞後、力をみなぎらせてくれる映画ってそうはないと思うんですが、この映画から受け取るパワーは凄まじく、たぶん知覚過敏とか中耳炎ぐらいなら治るんじゃないでしょうか。

 

それは冗談として、漠然と「何かやりたい!」って気持ちにさせてくれる映画であることは間違いないです。

 

普段インスタで水着姿の女子を見てニヤニヤしてるだけの僕が「この映画を知ってもらいたい!」と思ってブログを書いているのがその証拠だと思います。

 

上映終了後、舞台挨拶にて上田監督は「たぶんもう、二度と撮れない映画」と仰っていましたが、ぜひともまた二度と撮れない映画を撮っていただきたいと思うのです。

 

そして、この映画に出演した役者の皆さんにはこれからも素晴らしい演技を続けてアホみたいに売れていって欲しいし、製作に関わったスタッフの方々にも色々な現場で活躍していただきたいと願うばかりです。

 

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ちなみに僕はまだ桐谷美玲を諦めていません。

 

fin.

 

【総合評価】

★★★★★

 

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