おれは労働をやめるぞ!プーッ!『プーと大人になった僕』
親友のプーがロンドンにやってきた
僕が忘れた「大切なモノ」を届けるためにー
どうも、ヤマモトです。
今回は全労働者の涙腺を殺りにきている『プーと大人になった僕(原題:Christpher Robin)』の感想を綴ります。
【あらすじ】
少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った──
大人になったクリストファー・ロビンは、妻のイヴリンと娘のマデリンと共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていた。ある日クリスファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまう。会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる。
プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」と頼まれたクリスファー・ロビンは、子供の頃プーたちと過ごした“100エーカーの森”へ。何一つ変わらないプーやピグレット、ティガー、イーヨー、カンガとルーの親子。仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と、悲しむプーたち。急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう……。
一方、クリストファー・ロビンの忘れものに気づいたプーと仲間たちは、マデリンの助けを借り、親友のため、初めて“100エーカーの森”を飛び出し、ロンドンへと向かう。クリストファー・ロビンが忘れてしまった、本当に「大切なモノ」を届けるために──
引用元:Disney Movie プーと大人になった僕 公式サイト 作品情報
【摩耗してる奴ほど泣ける】
唐突で申し訳ないのですが、プーの感想を綴る前に少しだけプライベートな話をしてもよろしいでしょうか?まぁ、ダメと言われてもここは俺様が支配する空間なので、勝手に話しますけど。
いやね、以前『ビッグ・リボウスキ』のブログの中で無職にクラスチェンジした話をしたじゃないですか?
そんな無職でニートで穀潰しで着実に日本のGNPを落としていたこの僕が、このたび晴れて労働を再開する運びとなったんですよ。
いや〜めでたい、非常にめでたいのですが、転職先の採用担当者にこのブログを教えてしまったので、僕の会社での立ち位置を鑑みて「魔羅」とか「立ちバック」とかそういう下品な言葉は今後控えていかなきゃな〜と思ってるんです。
断腸の思いではございますが、これからは「おちんちん」とか「後背位」とかそういうマイルドな表現でいかせていただきますので、尖った表現が好みだった方はすみません。毎日過去ブログだけ読んでPV数の糧となってください。
さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは僕が無職として最後に観た映画『プーと大人になった僕』です。
予告解禁の時点からプー先生の哲学的かつド直球な金言の数々が話題となった本作ですが、これが下馬評どおりの良作で、労働を再開する前に労働意欲がなくりました。困ったもんです。
寄宿学校に入学するため、100エーカーの森を離れることになったクリストファー・ロビン。
冒頭は、そんな遠くへ旅立つ彼とのお別れパーティーで始まるんですけど、もうこの時点から目頭が熱くなる。右隣にいたピグレットみたいなお姉さんも鼻をめちゃくちゃすすってました。
そして終始、プー先生がクリストファー・ロビンを通して優しい言葉の刃を我々に突き立ててこちらのメンタルを揺さぶってくるもんだから、そりゃ泣くし、左隣のイーヨーみたいな老婆はなぜか冒頭から結まで体育座りしてました。なぜ。
いちいちセリフが心にビシバシ刺さってくるもんだから、体感的には瀬戸内寂聴の説法を聞いている時と同じような感じでしょうか。寂聴の説法聞いたことないけど。
大人になるにつれて、変わっていく…否、変わらざるをえなかったクリストファー・ロビン。と僕たち社会の歯車。
そんな僕らに昔から変わらない純朴なプーが大切なことを思い出させてくれる、そんな素敵な映画です。
ちなみにまだ転職先で働く前、友人達に「めちゃくちゃ泣ける!労働で摩耗してるやつほど泣ける!観てくれ!」と強くレコメンドしたところ…
「お前まだ労働してねぇじゃん。」
と、クリティカルすぎるアンサーをいただき、危うく違う涙を流すところでした。
そんな元無職の心にも響いたプー、ぜひ劇場へ足を運ばれて鑑賞してはいかがでしょうか
fin.
【総合評価】
★★★★☆
Twitterやってます。不定期に生産性の無いことを呟きます。
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