ヤマモトのブログ

日暮らし硯に向かひて書くとみせかけ、結構な頻度でサボります。

大都会の片隅でデリヘル嬢を呼んだら「Oh my God!!」と叫ばれた話。

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※注意※

 

今回のブログは、僕の最大級の配慮を持ってしても包み隠せないほど、エッチな単語と生々しい表現がたくさん出てきます。途中から官能小説を書いているのかと錯覚してしまいました。

 

下ネタが苦手な方、「しゃせい」などの言葉に耐性の無い方は今すぐブラウザバックされることをおすすめします。

 

「それでも読みたい!」という物好きな方は、ぜひこの先も読んでいただければ幸いです。不快な思いになっても知りません。

 

 

 では、どうぞ。

 

 

 

 

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何も後悔することがなければ、

人生はとても空虚なものになるだろう。 

フィンセント・ファン・ゴッホ

 

 

 

人は生きている内に、何度後悔をするのだろうか。

 

 

好きな人に想いを伝えられなかった

 

プロサッカー選手になる夢を諦めた

 

海外留学をしなかった

 

 

何かを理由に妥協した結果、その先に待ち受けているのは大体が"後悔"だ。

 

恐らくこれを読んでいるあなたも、多かれ少なかれ様々な場面で妥協し、後悔してきたと思う。

 

もちろんその妥協が、時に良い方向へ運んでくれることもあるが、大抵はいつまでも心の奥底に後悔という名のシコリとなって残ってしまうものではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

先月、僕は出張のため東京へと足を運んだ。

 

以前の出張では飛行機はANA、宿泊場所も普通のビジネスホテルだったのだが、その時は同時に9人が出張だったこともあり、経費節約として飛行機はLCC、宿泊場所はビジネスホテルではなく、内装が旅館チックなマンションの一室で、いわゆる民泊というやつだった。

 

 

ちなみに間取はこんな感じ。

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空気認識力が著しく欠如しているため、わかりにくい図となって申し訳ないのだが、いわゆる2DKというやつで、和室と洋室はそれぞれ9~10畳、ダイニングキッチンは3~4畳といった広さ。

 

男9人がギリギリ…というか布団が一脚足りていないというかなり充実した環境だった。

 

 

そんな部活動の合宿のような今回の東京出張。

 

9人中、僕を含めた3人は別会社との会議があったため、他の6人よりも1日早く東京へ前乗りすることに。

 

 

福岡空港を19時に飛び立ち、成田空港に降り立ったのは21時過ぎ。

 

そこから北区は昭和町にある「尾久駅」という、全く聞いたことがない駅を目指して、電車に揺られることさらに2時間。

 

 

疲労困憊の中、やっとこさ尾久駅に到着。

 

特段、栄えてそうな町ではなく、夜遅くということもあってか、どのお店も明かりがついておらず殺伐とした雰囲気というのが第一印象だった。

 

ひとまずは宿に荷物を置き、疲れた身体を癒すため3人で某チェーン店の居酒屋に。その土地ならではの居酒屋を探すような気力も体力も無かった。

 

 

期待を超えはしないが、裏切ることもない料理と会社への不平不満を肴にハイボールを流し込んでいると、気付けば夜中の2時。

 

あっという間に閉店時間になったが、お酒が入って多少元気になった僕たちは、まだまだ飲み足りない、話し足りないと、コンビニで酒とつまみを買い込み、宿で呑み直すことにした。

 

 

ここで宿に一緒に泊まる他2人のことを軽く紹介しておこうと思う。

 

まず1人目は穏やかで一見へらへらしているが、めちゃくちゃ仕事ができ、部下からの信頼も厚い上司。

 

東京事変亀田誠治に少し似ているので、ここでは「亀田さん」としておく。風俗がめちゃくちゃ好きな人だ。

 

そして2人目は同期…と言っても厳密には3ヶ月ほど入社の早い上司にあたるのだが、僕と同じく若手枠として、東京に呼ばれた。一緒にいると1分に一回はボケてくる23歳。

 

ラーメンズ片桐仁を少しだけふっくらさせたようなビジュアルなので、ここではとりあえず「片桐」としておく。

 

 

 

そんな亀田さんと片桐と宿に帰って酒盛りが始まると、仕事のことやプライベートのこと、そしてエロ話で大いに盛り上がる。

 

どの体位が好きか、前戯のこだわりなど、お酒が入った男同士がよくするくだらない会話だ。

 

そんなエロ話で次第に盛ってきた僕たちは、亀田さんの提案でAV鑑賞をしようという流れになり、亀田さんがお気に入りの動画を観ることになった。

 

男優が自分のチンカスをひたすら女優に嗅がせるという朝4時にピッタリの狂気の動画だ。

 

3人がん首揃えて、その動画を虚無の表情で見つめていた…

 

 

 

 

10分ほどその動画を観ていると、亀田さんが一言

 

 

 

 

 

 

「デリヘル呼ばん?」

 

 

 

正直、なんとなく予想はしていた。

 

予想していたけど、今回の亀田さんの提案は止めるべきだ。

 

なぜなら同じ宿泊場所に3人のデリヘル嬢を呼ぶのは、どう考えても狂ってる提案だからである。

 

仮に部屋を一人ずつ分けたとしても、誰かがダイニングキッチンで性的サービスを受けなければならない。

 

通常は寝取られもののAVだけにあるファンタジーの世界だ。そんなもの現実に持ち込んじゃいけない。

 

しかも唯一、エアコンのついていない部屋なので、めちゃくちゃに寒い。ガクブルに震えながらシゴキ咥えて頂くことになりかねないのは火を見るよりも明らかである。

 

正常な思考を持ちあわせているのであれば、誰もがこのイカれた提案にストップをかけなければいけないシチュエーション…

 

 

のはずだった。

 

 

残念なことに、その時の僕と片桐は過度な飲酒により「どうにかなるだろう」という考えが先行してしまい、亀田さんの狂った提案にコクリとうなずいてしまった。

 

そして、各々スマホを片手に血眼になってコスパが良さそうなデリヘルを探した。

 

朝4時半にデリヘルのコスパを考えている時点で思考が終わっているのだが、なるべく安くて満足できそうな店を3人とも必死に探した。

 

 

そこで僕は一つの店に目が留まった。

 

 

 

「50分9990円!」

 

 

巨乳をウリにしている激安店だった。

 

約5時間後には会議なのと、探すのが面倒になってきた僕らはここが妥協点ととらえ、その激安店に電話をすることに。

  

すると40代後半ぐらいのおっさんが出たので、「50分9990円のコースで!」と頼むと何やらバツが悪そうにこう言い放った。

 

 

「この時間帯がですね~その価格じゃ無理なんですよ~1万2千円であれば案内できるんですけど~。」

 

 

なんとなくそんな気はしていたが、完全にやられてしまった。

 

その旨を他の2人に相談していると、畳みかけるようにおっさんが僕をクロージングしてくる。

 

「この時間はもうどこも同じですよ~」

 

よくある常套句だ。居酒屋のキャッチも使う手段だ。

 

しかし、すでに盛りまくっている僕らに冷静な判断ができるはずもなく、50分1万2千円のコースで派遣してもらうようにおっさんに頼んだ。

 

同じ場所に3人派遣するよう伝えると少し驚いていたが、「へへ。淫乱な子たち3人連れていきますんで!また到着したら連絡します!」と絵に描いたような調子良さを発揮し、僕らの期待を煽ってきた。

 

嬢が来るまでの約30分間、各々シャワーを浴びたり、歯を磨いたり、さらに酒を呑んだりと自由に過ごす。

 

 

 

すると電話が鳴り、3人のデリ嬢が到着したことを告げられる。

 

 

期待と緊張が入り混じりながら、僕は足早にマンションの下まで迎えに行き、3人を部屋までエスコートした。しかし、その途中であることに気付く。

 

 

 

めちゃくちゃカタコトだ。

 

 

そう、彼女らは日本人ではなく、中華系だった。

 

決して中華系がダメってことではないが、ネットの情報なんかを見ていると外国人の風俗嬢に関して良い評判をほとんど見ないので、少し心配になってしまった。

 

 

 

ただ、ネットの情報を鵜呑みにするのは愚の骨頂。

 

 

百聞は一見に如かず。

 

百見は一触に如かず。

  

嘘か本当かは今から確かめるだけのことである。

 

 

ちなみに事に及ぶ場所に関しては事前の打ち合わせにより、以下のように決まった。

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そう、僕がダイニングキッチン。譲り合いの精神により、二人に暖かい部屋を提供することにした。 カッコつけなくていいところでカッコつけてしまった。

 

 

 

3人のデリ嬢を和室に全員を集め、誰が誰とするかを決めることに。

 

まずは上司が3人の中で一番可愛い子をチョイスし、洋室に消えていく。

 

またもや無駄にかっこつけて僕は片桐に次の選択権を譲ろうとしたが、部屋を譲ったことから片桐が気を遣い、次の選択権を僕に与えてくれた。

 

 

残った2人の内、僕は30代中盤ぐらいであろう女性を選んだ。乳房が大きく、顔は限りなく五月みどりに近い。今にも『お座敷ロック』を歌いかねないぐらい激似だった。

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ちなみに知らない人はほとんどいないと思うが、あの伊東家の食卓で母親役をやっていた人だ。

 

そんな、みどりとの一夜限りのアバンチュールが繰り広げられる場所はキンキンに冷えたダイニングキッチン。

 

部屋に入った途端、「サムイヨー!」と言いつつもそこはやはりプロ。10秒ほどで過酷な環境に順応し、手際よく布団にタオルを敷き始めた。

 

もしかしたら、みどりは変温動物だったのかもしれない。

 

 

タオルのセットが完了すると、ズボンとパンツを脱いで仰向けになるように促される。僕は生まれた時のままの身体…否、生まれたての時ほど可愛くないモノをオープンにして、みどりの指示通り仰向けになった。

 

寒さで縮こまった…さながらポークビッツのような僕のナニにそっとゴムが被せられ、間髪入れずに咥えられた。いや、咥えていただいた。

 

アルコールのせいか中々元気にならなかったが、生暖かい感触、そして口内で螺旋するなめらかな舌の動きが次第に全身を突き抜け興奮が高ぶる。

 

ムクムクと粗末なモノはイキリ勃ち、自分が今かなりエッチな状況に身を置いていることを実感し始めたその時、みどりから突然…

 

 

 

 

 

「無料?ソレトモ有料?有料モットキモチイイヨ。1マンエン。」

 

 

 

本番…つまりは「追加1万円で挿入しませんか?」という交渉を仕掛けてきた。

 

まさにロバートの秋山がドキュメンタルでやっていたようなテイストでネゴシエイトしてきたので、驚きとかそういうのを通り越して「マジでこういうのあるんだぁ…」と一種の感動を覚えた。

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すでに1万2千円払っているし、もはや何が無料なのかはマジで全然わからなかったが、ひたすら「無料デ!無料デ!」と何故か自分もカタコトの日本語で本番行為を断った。

 

彼女にとってはデカい収入源となる本番行為を断られたためか、少し残念そうな顔をしていたが、さっと笑顔に切り替わりサービスを続行してくれることに。

 

「オッパイデシテアゲルネ!」と言った彼女は、持ってきたポーチの中をガサゴソ漁り始め、何やら小さな赤い容器を取り出した。

 

暗闇の中、目をよーくこらして見てみると…

 

 

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R-1だ。

 

株式会社 明治から発売されている腸内環境を整えるアレだ。

 

一瞬、見間違いかとも思ったが完全にR-1だった。

 

 

しかし、その容器からドロドロと出てきたのは、飲むヨーグルトなんかではなく、ごく普通のローション。彼女なりのライフハックなのだろう。

 

そのローションを雑に僕のモノに塗りたくってくる。腕や顔、色んなところに飛び散ってくるぐらいに激しく塗りたくってくる。

 

乳酸菌混じりのローションを陰茎に塗られた福岡県民はそう多くないと思う。もしかしたら僕がファーストマンの可能性すらある。そう思うと何だか誇らしい気持ちにさえなってきた。

 

 

 

東京出張

 

デリヘル

 

五月みどり

 

R-1

 

 

この点と点はどのような線を描き、最終的にどこに行きつくのか。ピリオドの向こうには何が待っているのか。アキネイターですら予測できない答えを今から二人で紡ぎ出そうとしていた。

 

みどりは、ローションまみれになった僕の下半身を正座している自分の膝の方へぐっと引き寄せた後、少しだけ生気を失ったナニを二つの乳房でぎゅっと包み込み、僕にそっと微笑えんでくれた。清々しいほどの営業スマイルだ。

 

大きさはE~Fぐらいだろうか。正直なところハリは無かったが、非常に柔らかくて温かく、実家のご飯のような安心感がある。

 

ナニを挟み込んだ後は「Ah~!」「Hu~!」という洋物ポルノにインスパイアされた機械的な二つの喘ぎ声をリズミカルに織り交ぜ、胸を上下に動かし僕の興奮を高めようと頑張ってくれた。

 

時折のぞかせる「早くイってくれ!」のメッセージが伝わる鬼の形相も含めて、だんだんとみどりのことが愛しくなる。

 

むしろ、「マダイカナイノ?!」「オニイサンオソイネ!」「アト30分モコンナコトヤッテタラ疲レルヨ!」とダイレクトに言われた。結構ボロクソに言われた。

 

朝の6時前だ。そりゃ早く帰って寝たいに決まっている。僕も女性だったら、早朝からパイズリなんてしたくないし、シコって寝てろよと思う。

 

ただ、今回僕は1万2千円を払って射精する権利を得ているのだ。どんなに無様でも、誰に何と言われてもこの権利だけは行使しなければいけない。消費者としてここは譲れない。

 

 

過度のアルコール摂取、みどりの急かし、刻々と迫りくるタイムリミット…

 

厳しい(イキにくい)条件が揃っている中で、僕は目をつぶり、みどりの乳房に挟まれたナニに全神経を集中させた。自らも積極的に腰を振りフィニッシュに向け、全力を出す。

 

 

端から見たらひどく滑稽な姿だったと思う。

  

クソ寒いダイニングキッチンで乳酸菌入りローションにまみれた男が女性の乳房にナニを挟んで必死に腰を振っているのだ。しかも目をつぶって。

 

僕が娘を持つ親だとしたら、半径5キロ以内に近寄らせたくない男第一位に永年ランクインし続けるだろう。

 

 

しかしそんな滑稽な姿でも、みどりは僕の本気を感じ取ってくれたのか、より洋物ポルノ感を強めた喘ぎ声を連発し、胸の上下運動をさらに加速させてくれる。

 

終盤に来て、僕の腰の動きとみどりの胸の動きはよりユニゾン度が高くなり、20年ぐらい同じ時間を過ごしてきたのではないかと錯覚するほど息が合っていた。

 

伊東四朗との夫婦役なんか目じゃない。

 

ゴールデンタイムじゃ流すことのできない僕らだけの食卓がそこにあった。

 

 

 

 

 

50分という長いようで短い戦い。

 

 

ついにその時が訪れる。

 

 

 

 

「あ、イキます。」という何とも情けない声。

 

その情けない申告と共にせり上がってきた3億超の種子たち。 

 

白濁した液が勢いよくみどりの胸にドクドクとぶちまけられた。

 

なんなら、ちょっと髪にもかかってしまった。

 

 

 

 

 

「Oh my God!!!!!!!」

 

 

僕が射精した瞬間に、みどりは確かにそう叫んだ。

 

このブログのタイトルにもなっている言葉だ。

 

洋物AVでしか聞いたことないやつだ。

 

僕はこのわざとらしさが限界突破したセリフを聞くために1万2千円を払ったのだ。

 

酔いが覚めてきたのと、賢者モードなのも相まって、僕は深くこの状況を後悔した。

 

 

「もったいねぇ…」と。

 

 

 

 

 

時刻は6時過ぎを回り、外は少し明るくなり始めてきた。

 

3人の嬢を帰すと、男3人でそれぞれに感想を言い合った。

 

亀田さんは結局最後までイケず、片桐は追加1万円を払って挿入したそうだ。

 

各々、色々な感想はあったが、共通して残ったのは「後悔」だった。

 

 

 

 

 

何かを理由に妥協した結果、その先に待ち受けているのは大体が"後悔"だ。

 

僕たちのこの後悔はもしかしたら回避できたのかもしれない。

 

予算を上げていれば、店選びをもう少し丁寧にやっていれば…

 

 

でも、今回はこれでいいじゃないか。

 

後悔もまた一つ、自分の人生を彩るパズルのピースなのだ。

 

ゴッホが僕らに残してくれているように、後悔すらしない人生など空っぽでとてもつまらないものになるだろう。

 

もちろん後悔しないように常に妥協しない選択を取るのが一番だ。

 

でも、人間ってそんなに強い生き物ではないし、この話は一体どこに向かっているのだろうか。

 

どう考えても6500字も使って書くような内容じゃないし、このブログはここらへんで妥協してもいいんじゃないでしょうか。

 

 

ここまで読んでくれた人、本当にありがとう。

 

そして時間を無駄にしてごめんなさい。

 

 

次回はちゃんと映画のブログ書きます(たぶん)。

 

 

fin.