軽トラは転倒しないが人は〇〇〇〇にされる『ハロウィン・レポート』
そのお化け屋敷には
絶対に
入ってはいけない。
どうもご無沙汰しております、ヤマモトです。
今回はスリルを求めすぎるのも考えものな『ハロウィン・レポート(原題:The Houses October Built)』の感想を綴ります。
【5行でわかる『ハロウィン・レポート』のストーリー】
・男女5人の陽キャがキャンピングカーでお化け屋敷巡り
・最終目的地はネットで噂の最恐お化け屋敷「青い骸骨(ブルースケルトン)」
・途中のお化け屋敷で出会った女の子がどこに行ってもついてくる
・だんだん洒落にならなくなってくる
・ついに「青い骸骨(ブルースケルトン)」を体験することになるが...
【ナースコスの女の子たちとストーリーズを撮りたい人生だった】
先週末から10月31日にかけて、露出度の高い衣装とメイクで着飾った女性達がInstagramにその姿をアップされており、僕にとってはもはや「サンクスギビングデイ(感謝祭)」に近かったハロウィン。
渋谷では、至る所で痴漢が出現し、「三度の飯よりコカレロボム」といった出で立ちのお兄さん達が軽トラを転倒させたりと、さながら犯罪者の百鬼夜行といった様相を呈していたようですね。
大都会のど真ん中で「トリック・オア・トリート!」などと仮装集団が騒ぎ散らかしている一方、僕は電力会社から「デス・オア・ペイ(お金払わないと電気止めちゃうぞ)」という旨のお手紙を頂くなど、とてもごきげんなハロウィンを過ごさせていただきました。(※後日しっかりと納付したので灯りは消えていません)
そんなごきげんなハロウィンを更にごきげんにさせてくれたのが、今回ご紹介する「ハロウィン・レポート」。
結論からいうと諸手を挙げておすすめできる映画ではないのですが、POV方式であることの生々しさとお化け役のビジュアルの怖さ、後半のハードな演出が相まって、自分が安全地帯にいることの喜びを存分に噛みしめられます。
途中、あるお化け屋敷で出会ったお化け役の少女がどこへ行ってもついてきて、挙句の果てには主人公たちのキャンピングカーに乗り込んでくるシーンがあるのですが、それが洒落にならないぐらい怖い。
たぶんこの映画の怖さの97%ぐらいはこの少女で構成されているといっても過言ではないぐらい、インパクトが強いキャラクター。こんなん自分の車にいきなり乗ってきたら普通におしっこダダ漏らすでしょ。
ちなみに、そのキャンピングカーに乗ってお化け屋敷巡りをしている五人組の一人が、お化け屋敷で出会ったお化け役の女の子を口説いてセックスするという完全に渋谷寄りの人間なので、僕のような引きこもり寄りの男性にとっては非常に歯がゆい思いをするかと思います。注意して観ましょう。
ラストもラストで、こっちまで息苦しくなるような演出が展開され、最終的に消化不良な感じで終わるので、「え?終わり」といった感想になるかと思いますが、続編である「ハロウィン・レポート‐キル・オア・トリート‐」に繋がりますので、ぜひセットでご鑑賞ください。
fin.
【おすすめ度】
★★☆☆☆
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