【気まぐれ雑記】オータム・イズ・デッド〜急逝した秋を偲ぶ〜
2018年10月11日。
「秋」が静かに息を引き取った。
9月も中旬に差し掛かる頃、穏やかな気候が訪れたかと思いきや、いきなり汗ばむ陽気が戻ってきたりと、今年は秋の容態が心配されていたが、無念にもその短い生涯に幕を閉じることとなった。
享年2018歳。
あまりにも早すぎる死である。
この「秋」の死が世の中に与える影響は大きく、日本に四季があることを訪日外国人に必要以上に強調する人々や秋コーデを楽しみたい勢は塵と化し、人口が一夜にして27%減少した。
ハロウィン商戦でしのぎを削るはずだった百貨店は飾り付けたジャック・オー・ランタンを全て燃やし、慌ててもみの木を入荷する事態となっている。
また、コスプレ姿でコカレロをイッキする予定だったアルコール狂のパーティーピーポー達は早くもクリスマスでの性交渉(通称:性の6時間)に標準を合わせている。
そのため竹内まりやの登板が早まり、街中では急遽『すてきなホリデイ』が流れ始め、クリスマスが今年もやってくることを街行く人にお知らせしている。
僕は秋が大好きだった。
どのRPGでも平均的にレベル上げをする性分ゆえか、極端にステータスを振り切った「夏」や「冬」が苦手で、僕にとって秋はペンタゴングラフが綺麗に揃った理想の季節だったのだ。
え?春ですか?
アレはダメですね。
「花粉症患者に優しくない」というデメリットだけで-1000000000000点の季節だし、言ってしまえば夏や冬よりも大嫌いです。どこかの国の秋とトレードしていただきたい。「秋夏秋冬」でいい。
そんな大好きな秋が亡くなったのは、とても悲しく、心に大きな穴がぽっかり空いたような感覚である。
秋がいない日本など、夏休みのない八月のようであり、笑うことのないサンタのよう。
僕の中の野田洋次郎がそう言っている。
皆さんだってきっと悲しいはずだ。
秋を愛していた人は何も僕だけじゃない。
みんな好きだったんだ。
はちきれんばかりの笑顔で頸椎を捻転させているこのフリー素材の少女も、今ごろ部屋で一人、虚無の表情でエアー紅葉狩りを行っているだろうし、
読書の秋を楽しむこのモデルは、手元にある蔵書を全てメルカリに出品し、頭のおかしい人達からありえない値下げ交渉に苛まれているに違いない。
各人、それぞれの悲しみ、苦しみを抱え今日という日を生きているのだ。
僕だってそう。
秋がいなくなったショックでペニスのサイズが小さくなったような気がする。
いや、それは元からかもしれない。
ただとにかく今は悲しみに暮れている。
それだけだ。
ってかさ…
なにこのブログ?
fin.
Twitterやってます。不定期に生産性の無いことを呟きます。
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